ねえ、すみーさん!最近よく聞く「ペイハラ」って何だっけ?患者さんがハラスメントしちゃうの?
そうなのよ、わんちゅ。看護師として患者さんに尽くしても、心ない言葉や行動に悩むことがあるの。それが「ペイハラ」なんだよ。
実は、私も過去にペイハラに悩まされたことがあるの。それが一番の理由で退職したんだけどね。
そうだったんだね…。一人の看護師を退職までさせるなんて結構問題だよね。
うん。でも、その時のことを振り返ると、今の私がいるのはその経験があったからかもしれない。
だからこそ、同じようにペイハラに悩んでいる看護師さんたちを少しでも助けられたらいいなと思っているんだ。辛い経験を無駄にしないためにもね。
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みなさん、「ペイハラ」って聞いたことがありますか?
看護師として患者さんに尽くしているつもりなのに、心ない言葉や行動に悩まされた経験がある方もいるかもしれません。
それがまさに「ペイハラ(ペイシェントハラスメント)」と呼ばれるものです。
この記事では、ペイハラの具体的な内容やその影響、さらには心を守るための対策についてお伝えします。
- ペイハラについて知りたい人。
- 今まさにペイハラに悩んでいる人。
- ペイハラを受けているけど、どうしたらいいかわからない人。
「副業ナースってどういうこと?」「すみーさんって何者?」と思いますよね。もっと詳しく知りたいって方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください!
「ペイハラ」とは、患者さんやその家族から医療従事者へ向けられるハラスメント行為を指します。
例えば、次のようなケースが挙げられます:
- 暴言
「仕事が遅い」「無能だ」といった心を傷つける言葉。 - 暴力
患者さんやその家族による物理的な攻撃。例えば、掴みかかったり物を投げつけたりする行為。 - 過剰な要求
常識を超えたサービスの提供を求められる場合。たとえば「24時間ずっとついていてほしい」といった無理な依頼。
このような行為は、看護師にとって精神的にも肉体的にも大きな負担となります。
実際私は、ある患者さんによって心を傷つけられました。
その患者さんのところに訪室する時は動悸がするくらい、体が拒否反応を起こすまででした。
そんなことされたら出勤したくなくなるよね…。
そう。
ずっと仕事行きたくないな…って思って過ごしてたよ。
ペイハラにはいくつかの種類があります。それぞれ具体的な例とともに解説します。
- 言葉によるハラスメント
- 「看護師のくせに」「お前なんか辞めてしまえ」といった暴言。
- 性的な発言やセクハラまがいのコメント。
- 「この薬を使え」「もっと詳しく説明しろ」など、医師の指示を無視した過剰な要求。
- 身体的なハラスメント
- ベッドの上で看護師を叩く。
- 点滴を外そうとして抵抗する際に、看護師にケガをさせる。
- 物を投げる、暴れるといった行動。
- 精神的なハラスメント
- 急かすだけでなく、長時間無視される。
- 「こんな医療は意味がない」など看護師の仕事を否定する発言。
- 他の家族や患者の前で看護師を侮辱する行為。
私の場合は、腕を触られるセクハラみたいなことも経験あるけど、それはその時だけで終わったから私的には特に問題ではなかったんだよね。
慢性期病棟にいた時は、ずっと同じ患者さんと接する必要があったから長期的にペイハラを感じていたのが辛かった。
具体的に話すと
・毎回夜勤の時の体位変換で、患者さんの希望通りにできず、説教なども含めて30〜40分以上その場に拘束される。
・患者さんの対応中に、他の患者さんのナースコールを取るだけで怒られる。
・無視される。
・他の患者さんの対応についての説教を受ける。
言葉だけではうまく説明できないんだけど、必要以上に自分の行動が監視されていて、何をするにもその患者さんの前では自由にできない状況があって、精神的なダメージを受けていました。
なるほど。
急性期のところなら、何かあってもすぐに終わるからまだいいけど、慢性期のところは患者さんがずっと入院しているからよりダメージが大きいってわけね。
そうだね。同じペイハラでも質が違うよね。
これが看護師の心や体にどれだけの負担をかけているか、次で詳しく話すね。
ペイハラは、看護師の仕事や人生にどのような影響を与えるのでしょうか?
- 心の負担が増える
「また暴言を受けるかも」という不安から、働く意欲を失うことがあります。最悪の場合、うつ病などの精神的な疾患を引き起こすことも。 - モチベーションの低下
看護師として「患者さんの役に立ちたい」という思いが、否定されるように感じるため、やる気を失いやすくなります。 - 離職率の増加
ペイハラに悩み、看護師を辞める人が増える原因にもなります。これにより、医療現場全体の人手不足がさらに深刻になる悪循環が生じることも。
私は診断は受けていないけど、多分うつ病になってました。
一気に仕事に行く気が湧かなくなるね。
私は1年間は頑張ろうって思って続けてはいたんだけど、ペイハラが改善することはなく、他の病棟に移動してもまた新しいことを覚えるのもストレスだったし、体がもたないと思ったから退職することにしたんだよ。
自分の健康が一番大事だよ。その選択で間違いなかったと思う。
わんちゅ、ありがとおおおおおお。
では、看護師自身がペイハラから自分を守るためにできることは何でしょうか?
私の経験も踏まえて、対策を考えてみました。
- 報・連・相を常に意識する
- 上司や同僚にすぐに相談し、記録を残すことが大切です。記録しておくことで、ペイハラの証明や自分の看護を証明することができます。結果的に自分を守ることにもつながります。
- ペイハラの内容を共有し、医療チーム全体で対応策を考えましょう。
- メンタルケアを最優先
- 無理をしすぎず、自分の感情に気づくこと。
- 我慢はしないでください。うつ病になってからでは遅いこともあります。
- 信頼のできる人に話を聞いてもらったり、カウンセリングを活用するのも効果的です。
- 法律や病院の支援制度を活用する
- 病院の中にはクレームなどに対応する専門職がいるところも。自分一人で解決しようとせず、まずは上司に相談しよう。
- 必要であれば、弁護士や労働組合に相談することも視野に入れて。
- 自分が不安に思う職場には行かない
- 職場選びの段階で、ペイハラが起きなさそうなところを選択するのも大事です。
- 医療現場どこでも問題が起こる可能性はありますが、急性期なのか慢性期なのかでもペイハラの種類や質が変わってきます。
- 病棟移動や転職も視野に
- 心が病んで、身体的に精神的に不調をきたすようなら、我慢せず他の道を考えましょう。
- 私のように我慢すると、体に不調が出てしまい、最悪の場合取り返しのつかない状況になる可能性もありあす。ペイハラによって自分の人生をダメにされないように、逃げることも大切です。
私は、いじめとも思えるようなペイハラを我慢した結果、体に不調が現れてもう無理だと感じて離れることにしました。
そして一度退職して思ったのは、フルタイム看護師の働き方に縛られる必要はないということ。
正直ペイハラがトラウマのようになっている部分もあり、私はフルタイム勤務はもうしたくないなと思いました。
だから私は副業ナースという新しい選択をすることができました!
副業ナースすみーさんはこうして誕生したってわけね!
逆にいうと、この経験がなかったら、何にも考えずに一生看護師として働いていたかもしれない…。
看護師だって、他にやりたいことができるんだよっていうのは思わなかっただろうね。
ペイハラは、看護師が向き合わなければならない現実の一つですが、決して一人で抱え込む必要はありません。
この記事を通じて、少しでも心の負担を減らす手助けができれば嬉しいです。
周りのサポートを活用しながら、無理のない働き方を目指しましょう!
もし、現在ペイハラに悩んでいて、それを誰にも相談できないという方がいたら、私でよければぜひお話お聞きします!!
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それではお待ちしています!
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